ストレスチェック対策
ダウ・ケミカルにおける慢性疾患によるコスト
こちらはダウ・ケミカル社で一万人の社員を対象に病気が業務遂行にどのくらい影響があるかを調査した結果を金額に落とし込んだものです。医療費や欠勤に係るコストより、出勤して仕事はしているけど疾病のために業務遂行に障害をおこしているコストははるかに大きい。特にうつ病はそうなっています。
働く男女1,000人ストレス実態調査
ストレスチェック義務化法案について
何故厚生労働省がストレスチェック対策という動きを始めたのか、きっかけを知ることによりストレスとの距離感を感じていただけたらいいなと思います。
決定的だったのは勤務問題による、体調不良や気分が晴れないといった人々の増加です。
もちろんこういう問題自体は昔からあるもので、気にしない人も多かったのですが。近年メディアに取り上げられる事も増えて、国でなんとかしなければとなりました。
勤務問題に関する問題と聞けばこころあたりのある人も多いと思いますが、問題を把握していてもどんどん悪くなる労働環境の中、ストレスを感じながらも、「我慢をする」「自覚がない」「気力がない」などの状態になり、回復するどころか、ふさぎ込んでしまいます。
勤務問題によるものとしては、主に勤務時間などの肉体的な問題や人間関係などからくる精神的な問題などで、「言い出せない」人がいる事が多いのが現実である。
大きな会社ほど人間関係が複雑になり、ストレスを感じる人がいても気づかないということが増加している傾向があるため、法律でなんとかしようというものである。今後ますます注目されていくであろうストレスチェック対策について早めの理解と対策が求められています。
私たち小林マネイジメントには経験豊富なスタッフがおり、様々な職種の方の相談に適切な対応が出来るよう努めてきました。
きっとお役に立てると思いますので、お気軽にお問い合わせください。
労働安全衛生法改正案(ストレスチェック義務化法案)のポイント
改正案におけるメンタルヘルス対策強化の大きなポイントは以下の点です。
- 1:従業員50人以上の事業場に対して年1回の労働者のストレスチェックを義務付ける。
- 2:ストレスチェックの結果を労働者に通知し、労働者が希望した場合、医師による面接指導を実施し、結果を保存する。
- 3:医師の助言により、必要であれば労働時間の短縮や業務の配置転換を行うこと。
ストレスチェック制度の概要
※厚生労働省ホームページより
ストレスチェックのすすめ
意図的に特定の業務や職場を忌避するためにこの制度を逆手に取る労働者が出てくる(その可能性がある)という心配がされている。
過重労働における面接指導の最大の目的は、いわゆる”過労死”や”過労自殺”の恐れがないかの確認ということになる。一方、ストレスチェック制度の目的は、うつ病等の精神疾患につながるメンタルヘルス不調の予防と発見ということになるだろう。
また、過重労働面接では、生活習慣に関する保健指導ストレス対処等に関する指導が行われることになる。ストレスチェック制度では、医師によってストレスへの気づきを促すこととなっており、同様にストレス対処への指導が行われることになるだろう。
ますます注目されるストレスチェック、早めに取り入れて会社の生産性の向上や従業員の健康についてみなおしてみいてはいかがだろうか。
ストレスチェックについて正しい知識を付け、正直になること。病気なんだとしっかり自覚することが大切になる。そしてひとりで悩まないこと。身近な人に相談できないのなら私たちに相談してください、無理をして働くことが自身と会社のためになるとは思えません。
今は従業員の多い会社が対象になっていますが、今後小さな会社でも行われていくでしょう。みなさまのココロの安定とストレスの無い生活のために私たちを頼ってください。